EMETH White Paper v1.1. JP
  • EMETH White Paper JP
  • 1. イントロダクション
    • 世界規模の分散コンピューティング プラットフォームの必要性
  • 2. プロジェクト
    • 2-1. EMETHのビジョン
    • 2-2. EMETH概要
      • 2-2-1. データプライバシー保護
      • 2-2-2. ハイブリッド並行処理
      • 2-2-3. EMETH L2ロールアップ
  • 3.トークンエコノミー
    • 3-1. EMETH ($EMETH) トークン概要
    • 3-2. トークンアロケーション
    • 3-3. EMETHトークンのUtility
    • 3-4. GPUマイニングプログラム
      • 3-4ー1. ステーキングプログラム
    • 3-5. JOB実行手数料
    • 3-6. 手数料の状態遷移概要
  • 4. ノード
    • 4-1. EMETHノードが享受できるベネフィット
    • 4-2. EMETHノード導入方法
      • 4-2-1. Windows版EMETHノード導入の方法
      • 4-2-2. Ubuntu Linux版EMETHノード導入の方法
      • 4-2-3. Portable版EMETHノード導入の方法
  • 5. サービス
    • 5-1. AI推論
      • 5-1-1. 価格
    • 5-2. GPUをレンタルする
  • 6. EMETH DAO
    • DAOの仕組み
  • 7.EMETH アーキテクチャー
    • 7-1. 概要
      • 7-1-1. Splitter
      • 7-1-2. Aggregator
      • 7-1-3. Verifier
      • 7-1-4. Signer
    • 7-2. Layer 1 全体プロセス
    • Layer 2 全体プロセス
  • 8. ロードマップ
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  1. 7.EMETH アーキテクチャー
  2. 7-1. 概要

7-1-1. Splitter

Splitterは、実行されるジョブを秘匿暗号化可能なものは実施し、学習データをノードに振り分ける重要な機能を担っています。以下は、Splitterの主要な役割と処理の流れです。

  1. ProgramIdに対応するSplitterの呼び出しとデータセットの分割

    ProgramIdは、プログラムの固有の識別子であり、Splitterはこの識別子に基づいて適切なサブプログラムを選択します。Splitterは、与えられたデータセットを機械学習アルゴリズムに最適な形式に変換し、NumParallel数に応じて分割します。NumParallelは、並列処理するサブプログラムの数を示し、データセットはこの数に基づいて均等に分割されます。

  2. Jobの分割とSubJobのEMETH Core(L1)/EMETH Execution Layer(L2)への登録

    Splitterは、分割されたデータセットに対応するJobを複数のSubJobに分割します。各SubJobには、固有のIDが割り当てられ、親Jobとの関連性が保持されます。分割されたSubJobは、EMETH Core(L1)/EMETH Execution Layer(L2)に登録され、分散処理の準備が整います。親JobとSubJobではProgramIdが異なります。これにより、プログラムの階層構造が表現されます。

    (例:ProgramId:1 = GPT3学習全体の親Job処理、ProgramId:11 = ProgramId:1のSubJob処理)

Splitterは、プログラムとジョブを巧みに分割し、秘匿暗号化を施すことで、データの機密性を保護しつつ、効率的な分散処理を実現します。この機能により、大規模なデータセットを扱う場合でも、高速かつ安全に処理を行うことができます。

Splitterの役割は、EMETHのアーキテクチャーにおいて極めて重要です。データの分割と分散は、並列処理の基盤となり、全体的なパフォーマンスを大幅に向上させます。また、秘匿暗号化によるデータの保護は、プライバシーとセキュリティの観点から不可欠です。

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